県境尾根を歩いて利賀から大長谷へ 奥金剛から富山・岐阜県境を東に延びる尾根は 広大ななだらかな稜線で 晴れれば稜線漫歩が楽しめる 山深く夏道もないので積雪期にしか行けないところ 何年か前に単独で西ノ瀬戸谷から金剛堂山に登り 県境尾根から原山本谷に下降し 小白木峰に登りかえして周回したことがあった この時県境尾根では視界がなくGPS頼りで苦労させられた 今回高岡カラコルムクラブのメンバーでアタックすることに 天気予報は午後から雨なのでなんとか持ってくれればというところだったが 今回も悪天となった 大長谷に棚田さんと待ち合わせて車を一台デポ 旧スノーバレー利賀スキー場に移動し本隊と合流 スキー場横の尾根に取りつく 今回縦走メンバー4名 金剛堂山までピストンが2名 数センチの積雪でシールがよく効く 時々日が射す 稜線にあがると風が出てきた 2時間弱で片折岳 徐々に風が強くなり雪も降り出した いいペースで3時間で金剛堂山頂上 天気は悪化する一方だったがまだ9時なので 予定通り縦走へ 視界も悪く雪面もよく見えず平衡感覚がおかしくなる 金剛堂山から40分で奥金剛 ここで左の県境尾根へ進路をとる 広大な尾根で視界が効かないのでGPSが頼りの計器飛行 1602までシール歩行 ここでシールを剥がして滑降モードに ご覧のようにホワイトアウトでGPSを睨みながら慎重に滑る 雪は尾根上はパウダー 晴れていれば申し分ないのだが 最後原山本谷に下降するところでは 雪はモナカになってまともに滑らせてくれない 出発から5時間半で国道に降り立った ここから橋で原山本谷を渡り小白木峰へ登り返し 小白木峰への夏道より谷を挟んで一つ南の尾根 なだらかな尾根で登りやすくブナ林が美しい だが体力的には一番つらいところだった 頂上に近くなると風が強くなってきた 登り始めて2時間で小白木峰 視界は悪いまま 1402まで移動しここでシールを剥がす 大谷出合まで尾根を滑降 滑り出しはパウダーだったが 直にストップスノーになってまたまた滑りに苦労させられた でもスキーは早い 30分で国道に着いた 天気は雨 トレースがあったので20分ほどで大長谷到着 18.5キロに8時間半かかった 天気は今一だったが最深部の県境尾根を踏破できて満足 このあと利賀へ回収に移動して解散
by sinoyosi
| 2014-03-16 08:11
| 山スキー
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Comments(6)
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太田雪舞
at 2014-03-17 16:01
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晴れてれば最高!だったんでしょうけど・・・。
悪天候なら話のネタには尽きませんね。(w) 県境尾根界隈には楽しい斜面が沢山ありますが、 そこまで到達する体力が・・・。(爆)
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sinoyosi at 2014-03-17 16:22
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oku
at 2014-03-17 17:57
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sinoyosi at 2014-03-17 18:34
スキーの機動力のなせる業ですね
若い方なら鼻歌でしょう
出た!! 鼻唄・・・(笑)
カラコルム隊の鼻唄表現ほど、恐ろしい(凄い)ものは ありませぬー(笑) 週末3連休...焼山や先日行かれた所... どうだろーと思っていたら なんと、焼山ヘリスキーしてるそうです>< ガックリ・・・0--0
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sinoyosi at 2014-03-18 17:22
焼山と言っても火打山の手前の空沢山にヘリが飛ぶだけです
ヘリがちょっとうるさいけど焼山には関係ありません 焼山温泉前にテントで豚汁や天ぷらが振る舞われます 去年は高松山の帰りにちゃっかりビール片手にただでごちそうになってきました
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